義歯(入れ歯)
義歯(入れ歯)とは、失ってしまった歯を補うための、自分で取り外しできる人工的な歯です。
総義歯(総入れ歯)と部分義歯(部分入歯)
「総義歯(総入れ歯)」は、すべての歯を義歯(入れ歯)により補います。人工の歯とプラスチックでできた人工の歯茎を顎全体で支えます。「部分義歯(部分入歯)」は人工の歯とプラスチックでできた人工の歯茎を金属のバネ(クラスプ)で残った歯にかけて安定させるもので、欠損が1本だけの場合から、歯が1本しか残っていない場合まで対応できます。
どちらも保険適応ですが、その場合義歯の素材が限られます。より審美性や着け心地を求める方にはお好みのカスタムメイドの「私費入歯」をおすすめいたします。
治療の流れ
治療の流れはおおよそ、以下の通りに進みます。
相談・カウンセリング → 治療方針決定 → 義歯制作 → 調整 → 定期健診
週1回通院していただき、およそ1ヶ月半で完成します。治療期間短縮等のご要望は、カウンセリング時にご相談ください。
保険を使った義歯治療例(50代女性)
医療面接と口腔内観察・模型分析の結果、旧義歯の歯並びと噛み合わせの高さの不正とリップサポート(唇の豊隆)の不足が明確になりました。補正の為、正しい基準となる入れ歯作成と、それに噛み合う差し歯を作成し改善を図りました。

- 術前

- 術後
旧義歯(上顎)は咬み合わせ面の高さ(点線部分)が一定ではありませんが、術後は正しい咬み合わせを回復しています。

- 術前

- 術後
この治療によって見た目(審美性)を回復させるのと同時に、咬合関係(咬み合わせ)の回復を目的しています。
正しい咬み合わせを回復させることにより、顎の関節の不調和なども回復させることができる場合があります。高すぎる咬み合わせ、または低すぎる咬み合わせによる不調和を訴える患者さんはたくさんいらっしゃいます。
義歯でお困りの際はカウンセリングさせていただきますので一度ご相談下さい。
ブリッジとの違い
| メリット | ・歯を削る量が少なくて済む ・義歯床の形態を調整することで、失った顎骨形態も拝復させることが可能です。これにより失われた口元のハリを回復します。 |
|---|---|
| デメリット | ・金属のバネに違和感がある ・食べ物がつまりやすい ・金属のバネが見えてしまい審美的に劣る |
→ クラウン・ブリッジについて
インプラントとの違い
| メリット | ・外科的手術がいらない(注※1) ・金額負担が小さくてすむ(保険適用) |
|---|---|
| デメリット | ・噛み心地が悪く、硬いものを食べにくい場合が多い。 |
注※1:顎骨の極端な凹凸により義歯作成が困難または義歯装着後に痛みが発生すると予測された場合は、外科的処方が必要な場合があります。
詳しくは医師またはスタッフにご相談ください。
私費入歯
| 金属床義歯 | 義歯床の厚みや形態を薄くしたり小さくしたりすることが可能なため、保険材料義歯に比べ快適な装着感を得ることができます。 |
|---|---|
| ノンクラスプ義歯 | 保険義歯の欠点として、残存歯に金属のバネをかける必要があります。特に前歯にバネをかける場合、審美的障害をきたす場合があります。ノンクラスプ義歯とはその金属のバネ部分を特殊な樹脂材料を使用することにより義歯床と同じ色でバネを作成することが可能です。これにより金属が目立つことはなくより審美的な義歯となります。 |
| シリコン義歯 | 保険義歯は硬い材料で義歯床を作成しますがシリコン義歯では義歯床を柔らかいシリコン素材でコーティングするため顎骨の細かな凹凸で入れ歯があたって痛いという悩みを解消できます。その反面、義歯床がプラスティック樹脂とシリコンの二層構造となるため若干厚くなってしまうというデメリットがあります。 |
※ ケースによっては応じられない場合もございますので、医師またはスタッフにご相談ください


















