院長の小児矯正に対する思い

当院は2007年12月、商店街からの
「街のアーケードに雨の日でも誰でも気軽にかよえる歯科医院を創りたい」
という街の要望で開院した経緯があります。

以来、街の「総合歯科医院」として
老若男女全ての患者さんの全てのニーズにお応えできるよう
スタッフとともに研鑽を積んでまいりました。

小学校の学校医をしていた頃、歯ならび・咬み合わせの問題を
抱える子供のあまりの多さに驚きました。

当院はこれまで多数の成人患者さんで
インプラント治療・再生療法などを手掛けていますが、
そのほとんどは小児・学童期に歯ならび・咬み合わせに問題を抱えていた方がほとんどです。

つまり、子供の頃にお口をしっかり守り、心身の健康を維持することこそ最も効果的な予防につながると気づかされました。

私たちは子供たちが将来大人になった時、「治療で歯科医院に行かなくてもいい」
そんな世の中になればいいなと願っています。

お子さんの健やかな成長を応援するのはもちろんのこと、成長を見守るママも心身ともに健康で明るく、活き活きとしてキレイであって欲しいと思います。

皆さまのお口の健康応援団としてお会いできることをスタッフ一同楽しみにしております。

子供の顎の成長を利用する床矯正

小児矯正のもっとも大きなメリットの1つが、
顎の発育を治療に利用できるということです。　

大人になってから矯正すると大変な歯並びの問題であっても、
子どもの場合、治療に成長を利用できるので
比較的簡単な装置を利用して短期間に治療を終えることができます。


床矯正は、入れ歯のような取り外しのできる矯正装置を使用します。
発育途中にある子どもの顎の骨を広げて、抜歯をせずに歯並びを整える治療法です。

開始年齢は5～7歳くらいが最適です。

この時期の歯並びの多くの問題は顎の骨の成長不足によって、歯が並ばなかったり、上下の顎どちらかの成長不足による出っ歯や受け口の問題です。
骨の成長ができるこの時期だからこそできる治療法です。

8、9歳でもできますが、10歳を過ぎると顎の拡大が難しくなるため、普通の矯正治療の適用になるかもしれません。