睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)とは、
眠っている間に呼吸が止まる病気です。
寝ている間の無呼吸は自分自身ではなかなか気づくことができず、
日常一緒に眠るご家族や出張時に会社の同僚からの指摘などで気づかれる方が多いです。
睡眠時無呼吸症候群になると、日中の活動に影響がでます。
交通事故の多くが、
睡眠時無呼吸症候群の結果生じた日中の強い眠気(日中傾眠)により引き起こされるともいわれています。
また集中力の低下により居眠りをしてしまい、
学業に影響を及ぼす可能性も指摘されています。
このことはテレビ、新聞等のメディアでしばしば皆さんも見聞きしたことがあるかもしれません。
睡眠時無呼吸症候群はごく一般的でアメリカ合衆国では国民のおよそ15万人に1人、約1,800人にこの症状があると考えられています。
(参考資料:アメリカ口腔顔面痛学会資料より一部抜粋)
睡眠時無呼吸症候群のよくある症状
- いびきがひどい(多くの場合、歯ぎしり(※1)も併発しています。)
(※1)歯ぎしり・くいしばりページを参照下さい。
- 7時間の睡眠の間に10秒以上の無呼吸状態が30回以上ある
- 日中にひどく眠気をもよおす
- 睡眠時間を充分にとっても眠気や疲労が残る
- 起床時に疲労感を感じたり、または頭痛がある
睡眠時無呼吸症候群の治療方法
夜間の歯ぎしり・くいしばり、咬み合わせや親知らずの歯が原因の場合もある為、ケースにより治療方法は異なります。
治療の第一選択は、歯ぎしり・くいしばりの治療と類似したマウスピースを用いた方法です。
歯やあごにかかる力をコントロールし、あごの調子を整えるのに使用します。
場合によっては、親知らずの抜歯や入れ歯やかぶせものの修整で治療することもあれば、マウスピース矯正によって歯ならび不正や咬み合わせを治すこともあります。
症状の部位や程度によって治療方法は異なりますので、詳しくはお尋ね下さい。